Oisixに再入会してみて、新しいレシピを試してみる日が続いている。
特に楽しみにしていたのが、栗原はるみさんの
「毎日を楽しむ 小さなご馳走シリーズ」。
家庭で手軽に作れ、少し特別感のある料理が提案されており、料理の幅を広げるのに良さげ。今回挑戦したのが、

「いつでも食べたい定番の味 油淋鶏」。

・・・かなり強引な気がした。
いつでも食べたい?定番の味が油淋鶏?!
揚げ物を全くしない自分にとっては、かなりハードルが高い。
と思いつつも、もも肉みずからの油と外側からの油。美味しくない訳がないというのは明白。
今回を逃したらたぶん一生つくらないだろうと思い購入。
二度揚げが必要とのことで、想像以上に手間がかかる作業で
特に以下の点で苦戦した。

油ハネ:揚げ物特有の油ハネが激しく、レンジ周りを掃除した。
油っぽさ:完成した料理が思った以上に油っぽく、少量でも満足感がありすぎて重たく感じた。

調理の手間:二度揚げや後片付けは、日本の家庭料理の定番とするには少しハードルが高い気がする。

    完成した料理は、十二分な油、タレの塩味と砂糖が揃い、確かに旨かった。予想通りもも肉みずからの油がしたたり、更に二度揚げされてサクサクの衣(油染み込んだ状態)鶏肉は食べ応えがあった。

    焼きバージョンでよくないか?

    実際に作ってみて、自分なりの結論としては、「油淋鶏を焼きバージョンで作る方があらゆる面で良さそう」。
    鶏肉を皮面からシンプルに焼いて、同じタレをかけるだけで、十分に美味しいだろう。手間も省けて、油ハネも減る。

    最初で最後

    今回の油淋鶏は、おそらく自分で作るのはこれが最初で最後。それでも結果として、好奇心は満たされました。

    食材を考える

    今回ちょっと無理のあった「油淋鶏」は
    個人的なな推測だが、「鶏もも肉を使いたい」というサプライヤー側の意図が反映されたレシピだったのではないかと推察。
    牛や豚は価格上昇傾向の中、比較的コスパの良い鶏肉が選ばれるのも納得がいく。

    他のメニューでは「鶏つくねのちゃんこ」の食材に「さつまいも」が入っていたのが新鮮だった。ふだんの鍋に甘いさつまいもを入れたことがなかったが、意外に塩味のスープに合うし、お腹にたまるのでご飯を食べなくてよくなる。
    コスパも良い感じ。
    それ以来、さつまいもは我が家の鍋の定番になりつつある。

    今後もレシピで提案されている食材を参考にするのは、市場も反映されていて良いのかもしれないと思った。