中川政七商店ガチャ、つい買っちゃったし・・

イベントではスタッフの方とのお話もためになった。

岩手の南部鉄器を扱うお店が出店していて
鉄瓶で沸かしたまろやかになったお湯の試飲を体験し、
鉄瓶の錆や鉄器の扱いについても聞くことができた。

私が持っている茶釜の底の錆については、
「水が透き通っていて美味しければ、問題ない」とのこと。

また、岩手の南部と北部では、文化・歴史・方言が異なる背景
(藩の支配体制が違い)についても聞き、岩手への興味が深まった。
次の旅行先候補だー

さらに、鉄のフライパンの扱いについても伺う。
今までは、フライパンを空焚きするとコンロがピピっと鳴り
怖くなり、充分に熱してないうちに食材を入れてしまって
フライパンにこびり付かせてしまい、しょんぼりしながら
また無難なテフロン加工フライパンに戻るということを繰り返していた。

やはり適切な温度までしっかり熱する必要があると確認。

「じわじわと熱すると食材がくっついちゃうんです。
不十分な温度だと食材を入れると温度が下がっちゃうから、
しっかりと温度を上げる必要があるんですが。
確かに、熱すると煙が出たりして怖いですよね・・」
と言われ、
物理的には理解できてないんだけど、なぜか腑に落ちて
ちょっと白い煙がでるくらいまで熱してから食材を入れたら
ジュワッと良い音がして、そしてなんということでしょう・・
くっつかなくなった。
めでたし。

鉄のフライパンの方が、特に肉が良い感じに焼けたりして
加えて鉄分も摂れそうな気がして
急にこちらばかり使い始め、今では使うのが楽しくなっている。

他にも暮らしに取り入れた「一手間」がある。
それは、出汁を変えること。

色々試したくて旅行先で買い込んだ出汁が、好みでないことが多く。
しかもハズレに限って大容量だったりする。
そしてそれを不満に思いつつ使い、
美味しくない料理を作り続けていたのさ。

でも、評判の良い出汁パックに変える事はすぐにできる。
まず茅乃舎は間違い選択。

・・本来「一手間」とは鰹節を削って、出汁を取ると言うのが
王道なのかもしれない。
しかしながら、私は長く続かない事は初めからせず
「買替える」という瞬間的一手間から着手していく所存。

定評のある出汁に変えたところ、一変。
確実においしくなった。
露骨に家族の食いつきっぷりが違う。

まずい出汁はお好み焼きに活用するなど
無駄にせず工夫することにして解決。

こうした「一手間」で、ちょっとしたことだが
私にとっては影響大だった。
食べ物こそ、自分のにとって優先すべき大切なのと言えるのに
後回しにしていたんだなぁと
出汁のきいた炊き込みご飯を噛み締めた。

ちょっとしたひと手間アイデアを
もっと(貪欲に)探したい。
私の食欲がそれを後押ししてくれそうだ。