最近、自分の趣味がガラリと変わってしまった。
植物、登山、着物、歴史、仏教、土いじり・・
すっかり老人が好むものになってしまったのだ。

これまで全く興味がなかったことなのに、今では目が向いてしまう。
高齢者が熱心に土いじりなどをしているのを見て
不思議に思うくらいで、
自分の親もかつては全く興味を示さなかったのに
急に菜園をするようになりそして体力がなくなりやめた。

なぜなのか問うてみたことがある。
すると、「老人は土からエネルギーをもらう」的なことを言っていた。
ついに自分もその時期が来てしまった。
自分も老いたということなのだろう。
悟空が元気玉を貰う様に、私も外からパワーを貰わないと
自前エネルギー欠乏気味になってきたんだと思う。
『大地よ 海よ そして生きている全ての みんな………オラに ほんのちょっとずつだけ 元気をわけてくれ…!!!』
ドラゴンボールの奥義を使わないと、乗り切れないのですね。

私だけではないらしい。
先日、友人と旅行に行った時のこと。
その人は植物にほぼ興味がなかったのに、
旅行中は植物の写真ばかり撮影していた。
年齢とともに、みんな同じような変化を経験するのかもしれない。

禅寺での坐禅も、以前は苦痛でしかなかった。
じっと座っているだけの時間に、あまり価値を見出せなかった。
しかし今は、とても贅沢な時間だと思える。

人ってこんなに変わるんだなあと痛感する。
年齢を重ねることで、価値観や興味の対象が自然と変化していく。
昔の自分には理解できなかったことが、今では大切な時間になっている。
この先はパターン的には・・どうなるんだろう。政治とか?寺巡りとか?ボランティアとか?