昨年、古墳などを見に奈良の
大和西大寺駅に何度か足を運んだ。
駅周辺は数えるほどしか商業施設が無いので
安倍さんの襲撃事件現場や
この本に出てくる要所は全て巡っていた
(というか通らざるをえなかった)ので
ストーリーがすっと頭に入ってきた。

ただ、読むのがこの時期になってしまったのは
出版されたばかりの時に「おっ?!」と思って手に取ったものの
序章を読んで止めたんだった。

「この人ほど国民に愛された首相はいない」的なことが書いてあって
支持率そんなによかたっけ?と思ったし
歴代そんなに国民に・・っていう人物はほとんど思い浮かばずで
ドン引きしちゃって本を買わなかったんだった。

しかし、出版に当たっての幻冬社側の経緯を
たまたまこの動画で見て、暑い中
買いに走っちゃったし、夢中で読んでしまった。
暑さにはめっぽう弱いが、欲求が上回った。

朝日新聞デジタルにもまだ掲載が残っているように
首に5センチの間隔で2箇所から体内に入り、心臓に穴。左肩に銃弾が貫通したとみられる傷が一つ。
横から発砲されたのに、首から心臓?と素人でも一瞬おやっ?と思う矛盾を突いていた。

(確認したくなり、もう一度事件当時のニュースを見てみようと検索するが
1回目の銃弾で驚いて皆が振り返る様子までしかなく、ほぼ削除されてしまっている。ニュースでは、首を抑えている映像が流れたと私は記憶しているんだが、もうその動画は削除されてしまっているようだ)

作者はハンターでもあり、銃に詳しく
モデルガンも蒐集しているようで

銃のアリバイ説明もくどいほど詳しく書かれていて
著者のブログやインスタはきっと
これ見よがしに出てくるんだろうと思ったら、案の定だった。
プロフィール写真も作家然としておらず、自分大好き系でどうしても引いてしまう。

しかし、祖先が幕末に隠密としていちはやく銃を手にしていたそうで
筋金入りで恐れ入りました。
他の本も読み進めたいと思います。

また、酒を飲みながら読書するのが好きなのだけど
休肝日用にノンアルコールビールを色々試していて
やっとこのヒューガルデン ZEROに落ち着いた。

ビールに似せた味、ではなく
ビールからアルコール分を抜いたそうで
もともと白ビール大好きだったので好きな味。
今年の猛暑対策はこのご褒ビールで乗り切りたい。