長年ケアマネジャーをされていた方と話す機会を得て、
親のことを相談した。
そしたら、先日のメンタル崩壊現象は「せん妄」だったことが判明。
せん妄の主な症状は、意識がもうろうとして話のつじつまが合わなかったり、見えないものが見えると言ったり、どこにいるかわからなくなったりするらしい。まさにそんな感じだった。
「何日だか昼か夜かわからない、自分が何者だかわからなくなる」と言っていた。
治療中なのを忘れて点滴のチューブを抜いたり、怒りっぽくなる人もいるらしく。父も怒っている感じで怖かった。
特に夕方から夜間にかけて悪化する「夜間せん妄」はよくあるパターンで、認知症とは違って、原因となる身体の不調を改善すれば治療できるとのことで、実際に改善されて安堵。
介護認定が下りた
介護認定も無事に通知が来た。
5段階中4なので、色々な介護支援が受けられそう。
「いなり寿司が食べたい」と言って実際に食べられるまで回復したから、
4の中ではそこまで重くないというか、
1ヶ月半前に判定してもらった頃よりだいぶ良くなったと思う。
家に帰りたい、という希望
せん妄が起きる前は施設に入ると言っていたが
今は家に帰りたいと希望するようになった。
どうすればいいか見当もつかなかったが、
ケアマネジャーさんに「トイレまでの動線上に手すりを置く」という提案があり、置くタイプの手すりが借りられることを知った。
もう少しリハビリを頑張ってもらったら、
何とかなりそうなイメージが持てるようになった。
知ることで不安が減る
未知すぎてイメージすらできないことが多くて不安だったけど、
知っていると選択肢が増えるし、
予測ができると不安を減らせる。
親の介護を通して、そう遠くない自分の老後も
シミュレーションする機会になっている。
もっと情報が欲しいし、知恵をいただきたいし、
もっとオープンに語れる場に行きたい。
終活スナック、発見
そう思っていた矢先に「終活スナック」を発見した。
「カラオケないけどカンオケあります」というキャッチフレーズがこじゃれてます。それに続いてこれらのコロし文句:
🌸これから訪れる老後や死について、オープンに語り合いたい。
🌸いざという時に支えてくれる人やつながりを見つけたい。
🌸とにかく不安を解消して、悔いのない人生を送りたい。
🌸医療や介護、相続や死後のことなど、情報や知識を身につけたい。
🌸死について考えることで、生きる意味や生き方について考えたい。
まさに求めていたものがここに!行くしかない。
終活は義務教育から学んでおくべきだと思うくらい、
常に頭のどこかで考えに考えて考え抜いた方がいいと心から思う。
グラスを片手に、明るく「死」について語り合いませんか?っていいよ。
私もこういった機会を世につくっていきたい。
古墳好きの私としては、
「墳墓で死について語ろうイベント」はどうかな?
と思った。そしてふと、
古墳時代の人も実は
墳墓で死について語る野外フェスやってたのでは?
と思いを馳せた。
※写真は、卑弥呼の墓という説もある「箸墓古墳」@奈良県桜井市です。
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