私は民間の医療保険には加入していない。その理由は、
日本には優れた公的医療保険制度があるからだ。

健康保険組合や協会けんぽなど、
通常何らかの公的医療保険に加入していて
高額療養費制度 という素晴らしいセーフティーネットがあり、
医療費が一定額を超えた場合にその超過分を支給してくれる。

ただし、昨今は外国人による制度の悪用や、上限額の見直しなど
が問題視されている側面も。

今回、医療費は高額になることが見込まれたため、
手続きについて調べてみたところ

70歳以上(後期高齢者医療制度加入)の場合の特徴:

・申請不要なケースが多い
・自動で上限超過分が支給される
・病院窓口では差し引いた額での請求のみ

とのことだった。念の為、市区町村の後期高齢者医療窓口に確認してみることにした。

このリサーチから問い合わせの文言まで、AIが提案してくれる現代に驚く。
AIが教えてくれた問い合わせ文例:

📞 電話で問い合わせる場合

「お忙しいところすみません。
後期高齢者医療制度に加入している80歳の家族が、先月入院して医療費が高額になりました。
この場合、高額療養費の制度は自動で支給されますか?
それとも、何か申請の手続きが必要でしょうか?
もし必要なら、必要な書類や手続き方法を教えていただきたいのですが。」

🏢 窓口で聞く場合(やさしめ)

「こんにちは。
後期高齢者医療制度に入っている80歳の家族が、病院代が高くなったのですが、高額療養費って自動で戻ってくるんでしょうか?
それとも、申請が必要ですか?手続きのやり方を教えてもらえますか?」

以上、電話で問い合わせるときの文例をそのまま使ってみましたよ。
確かに自動で支給されて申請手続きは必要なかったです。

高額療養費制度の落とし穴:月またぎ問題

この制度には注意すべきポイントがある。
月ごとの精算 となるため、入院時期によって負担額が大きく変わる場合も。

具体例

ケース1:月またぎの場合

  • 8月30日〜31日:5万円
  • 9月1日〜2日:5万円
  • 上限額:57,600円
  • 結果:全額自己負担(10万円)

ケース2:同月内の場合

  • 9月1日〜4日:10万円
  • 上限額:57,600円
  • 結果:自己負担57,600円のみ(42,400円の支給あり)

理想的には月をまたがない入院を選びたいところだが、
実際にはベッドの空き状況や緊急性により、日程を選ぶのは困難だ。

想定外の出費

今回のケースでも日程は選べなかった。さらに個室しか空きがなく、差額ベッド代が1日4万円超という想定外の状況に・・・ひええええええ
結果、1ヶ月で100万円超の支払いとなった。都内一等地の病院の個室料金の高さに、手汗、脇汗、鼻水、アドレナリンなど、あらゆるものが体内から出た。終いには頭がバグってきて、我慢して貯金しててもしょうがないんじゃないかとか思えてきて、客船クルーズに乗ってどっか行っちゃおうかなと動画を暫く見続けたりして、正気に戻るまで時間を要した。

高額療養費制度があるから安心と思い、民間保険は不要という主義だったが、今回の経験を経て「差額ベッド代保険」にだけは加入を検討しようかな・・・(放心状態)