台北では、生元薬行へ行き
親を診察してもらって漢方薬をゲットする
という計画をたてていた(親たちには当日まで非公開)。
病院嫌いの父は
案の定「そんなのいいよ」と拒んだ。
その周辺は問屋街になっていて
お土産も探しつつ見に行ってみることには賛同してもらう。
生元薬行は、店構えも美しく
店内に入ると、漢方薬の独特な香りが充満しており
居るだけで体の悪い箇所が多少癒えるような
プラセボを感じる。
そんな雰囲気に親は呑み込まれた様子で
「脈診なんですって、私は受けてみるけど、やってみない?」と聞くと
「‥‥‥うん、いいよ」と一転。
脈診は、別室で行われた。
ちなみに、脈診はTW$300、1ヶ月のお薬はTW$4,000。
お薬の方はクレジットカード支払い可能。診察料のTW$300は現金のみ。
私の中国語スキルは、1年留学していた割には
最低限の日常会話しかできないので診察には通訳をお願いした。
日本語ができる方が何名かいらした。
診察には、地元の人も大勢来ていて
ものっすごく長く先生とお話をしている人もいた。
私たちの場合はだいたい一人15分くらい。
先生はずっと私の脈をとったままの状態。
通訳の方を交えて、質問に答えていく。
私は、日本でも色々診察は受けていたので
水毒や瘀血の傾向など認識していた。
家族全員が同じ質問を受けたのだが
「朝起きた時に喉が渇いているか?」だった。
私は「渇いていないし、むしろ寝汗をかいていることもあって
水分をうまく排出していない感じがある」と答えた。
良く眠れるか?の問いに対して
「夢を良く見るので、深くは眠れていないんでしょうか。。
寝つきは‥寝るまでに30分くらいかかると思います」
と答えた。
その後、処方箋を見たら、なんと
「睡眠障害」と書かれていてびっくりしたんですけどー!
う〜ん、私が睡眠障害だったら
もっと本格的に眠れない人はどうなるのかなあと思ったり。
でもまあ、眠りが深かったら免疫力が上がって
万病に良いだろうなあと思ったり。
漢方薬は空腹時に山盛り2杯を朝昼晩の三回服用。
それだと結構多いので、勝手に朝と晩だけ飲んでいる。
今までツムラの漢方薬を飲んでいた。
味についてはそんなに抵抗は無かったのだけど
ツムラは顆粒で、ある程度固形化して
飲みやすくする工夫がされているが
今回のは粉末は
口の中にぶわーーっと独特の苦味が広がって
比較的、飲みづらいかも。
胃腸が弱い私の薬には
龍角散の様に、スーッとする物が入っていて
胃に到達するまで、メンソールの様な感覚が続く。
この漢方薬を飲み始めた次の日
15時間くらい眠ってしまった。
でもそれはきっと、旅の疲れ? 薬の効能?
—数週間後—-
父が一番薬が効き、顔色が良くなりました。
多分、そこそこ健康な人は「少し良くなったかな」程度なんだと思います。
母は「私は何だか腸の動きが確実に良くなったと思う。でも、以前から不調って訳ではなかったから、ずっと飲み続けなくてもいいかな。」と言うことでした。
一方、父は最近特にやせ細り、はたから見ても体調が悪そうだったので良い方向に傾く振り幅が大きいのだと思います。凄く改善されたという実感が有る様です。
ということで、父の分だけまた追加注文して国際郵便で送ってもらうことになりそうです。その手続きを追ってレポートします。
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