コロナの影響で無職が長引いたが
(というか今年、自営業者になった)
縁あって興味のあった外資系企業で
今月から働いている。

長年勤めたメンバーシップ型日系企業からの
外資転職は良くも悪くもカルチャーショックがデカかった。

コロナの兆しが全くない時期の退職だったので
在宅勤務を体験したことがなく
同僚の殆どが今や在宅勤務になっているのを横目に
私も体験してみたかったなと思っていた。

たまたま希望していた会社でスポット的に働く事になり
完全在宅勤務に近いので
場所を選ばずに仕事ができるようになった。

だが、オンラインでの引き継ぎは結構大変だった。
説明画像が音声とちょっとズレたり
画面共有した書類が読みづらかったり
音声も鮮明じゃない時があって何度か聞き直したりとか。
引き継ぎはアナログがいいなと思った。

あと、貸与されたノートパソコンにずっと向かっていると
肩こりがハンパない。
デスクトップとキーボードと姿勢に良い椅子が必要だ。

それでも在宅勤務のメリットはデメリットを上回り
通勤時間がないというのはプライベート時間が増えるし
食事も好きな物を自宅で食べられるし
ちょっとした家事
(布団も干せるし、洗濯物も取り込めるし、
夕食の下準備)ができるのも嬉しい。

カルチャーショックについて
今の文化に慣れて同化していないうちに書き残しておきたいと思う。
(今まで外資勤務の経験は短く、その時には見えてきていなかった。)

日本的終身雇用のメンバーシップ型では
色々な部署を定期的に異動させるのは
特に将来管理職になる人にとって
必ず歩むエリート街道なのだと様子を眺めていた。

また、社内での癒着を防いで風通しを良くし
形骸化した仕事に改善を加えるというメリットを狙っているのだと
勝手に信じていた。
一方で、それが上手くいっているとは決して言い難いとも思っていた。
その一方で、できる人はやっぱり何をやってもできるんだなあという人も見て
溜息が出たり。

外資は、空きポジションが出ると
自分で立候補して、書類選考して面接して
その地位を勝ち取るんだそうで。知らなかった。。
もっと能動的で、主体的でハンター的だ。
落ちたって、また手を挙げてApplyする。
逞しいと思った。
今の職場ではそれが通常で、
どんどん応募している人だらけなので
環境で人は変わるんだなと思う。

基本的にJOB型雇用なので
スキルがあれば海外からもオンラインで面接してもらえる。
仕事によっては海外の自宅で仕事をするかもしれないし
引っ越す必要があるかもしれない。
コロナ禍で移動が制限されている一方で
ボーダーレスが更に進んでいるのも目の当たりにした。

あと、これは以前も感じた事だったが
デメリットとしては、まあこれは人によるという前提でだけど
応対が日本人的なきめ細やかさが基本ない気がする。

例えば日系企業だとIT関係は自社でIT室を持っていたり
外注したりしていると思うんだけど
外資に比べたら神対応な気がする。

もし少しでも非があったら、申し訳ございませんって言うのが
当たり前だけど
外資だと、ちょっとやそっとじゃ謝らない印象。

で、解決するためには
担当者に訴えて、どうにか動いてもらうという
苦労を自分がしなくちゃいけないっていう。。

今回も、私のシステムのアクセス権限がところどころで
上手くいってなくて
アクセスできなくて仕事が滞るってことが
2週間に渡ってあった。
多分、日本企業だと少ない事件ではないかと思う。


あと、これを嘆くなよって自分でも思うけど
基本的にシステムが英語っていうのが常にハンデ。
私は情報だけ早く頭に入れたい時は
漢字だけ拾って読むみたいなことをしているのだけど
アルファベットだと助詞とかを抜かすくらいしかできなくて
読む量が多いので、ただでさえ言語でハンデがあるのに
文字として読みにくいと思うのだけど
英語が上達すればそんな事は無くなるのかなあ?

10年以上前に働いた外資では電話も英語仕様で
欧米人が好きなVoice mailをよく使っていたのを思い出した。

新しいソフトや機材って
使いこなせるようになるまでストレスがかかるのに
更に英語のハンデが痛いのよね。
でもそれは、きっとずっと私につきまとう事なので
また学ぶ機会と捉えて、前向きに進。。も。。。う。
と言い切るのが困難。