芦屋の高級住宅街もえげつなく凄いけど
そこから程近い住吉地区が真の富豪村だった事を
最近知った。
「日本一の富豪村」引き継いだ一般財団法人

コロナ禍に突如、地元住民に3万円支給した。
(私の住所は対象外・・)

宅地開発が進んだ1960年代以降、地代による収入は増加し続け
現在は約75万坪の土地を所有し
年間収入は約12億円に上る。
という原資からの復興支援金だそう。

歴史を辿ってみる:

明治37年に住友銀行初代支配人の

田辺貞吉が住居を構え
住友吉左衛門を勧誘したのをはじめ

日本生命社長の弘世助太郎
野村証券を築いた野村徳七
武田薬品工業の武田長兵衛
伊藤忠商事の伊藤忠兵衛
乾汽船社長の乾新兵衛
小磯良平画伯や
音楽家の五十嵐喜芳など


名だたる財界人、著名人たちが豪邸を構え
1932年

兵庫県の1世帯平均の所得税納税額が88円だった時代に
住吉村は1070円
だったそうだ。

そのケタ違いな税収が令和の今もなお
潤沢な資金を生み出していると言う。

しかも運営は行政ではなく
神戸市に合併される際に
財界人たちの知恵によって
一般財団法人へ委譲する事に成功。

大豪邸はほとんど現存していないそうだが
訪れてみると面影が少し残っている場所がある。

中には入れなかったけど
ドラマや映画の撮影でも使われている
旧乾邸(乾汽船株式会社を設立した乾新治氏の自宅)
の前を通りつつ
周辺にある美術館など見学した。

美術館を持っている企業は
持て余すほど資産が多いのでは
と連想してしまう。
住吉地区は特に。

この方の写真が素晴らしい。
私のと段違い・・