奈良県山添村にある鍋倉渓(なべくらけい)を訪れた。
夜空の天の川を模したように、幅約25m、長さ約650mに渡り岩がゴロゴロと転がっている。
その岩の下には実際に川が流れているのだが、目には見えずせせらぎの音だけが聞こえる。

噴火で溶岩が流れ出した跡の様に見えますが、どうやらそうではないらしく
大和高原は一般に花崗岩質よりなっているが、この鍋倉渓の岩は角閃斑れい岩だそうで、
この岩質が花崗岩より堅いので次第に準平原化する際、侵蝕に堪えてこの山が残丘として高く残ったと考えられている、とのこと。

山腹には巨石が祀られています。

 

これらの巨石は、夏の夜空に現れる天の川とデネブ・ベガ・アルタイルの3つの星の位置関係と一致するそう。

この山の頂上には「王塚」という円形に土が盛られた小さな墳丘がある。鬱蒼と茂った木々の合間にあり、独特の雰囲気を醸し出していた。

 

この神野山は、繁殖している植物も亜熱帯系から温帯系・暖帯系とあり、あまり例を見ないらしいのです。
(現在は、つつじと茶畑が広がっているので、だいぶ人の手が入ってしまったようでした。)

神野山と書いて「こうのやま」と読ませるのですが、神の山と読ませたら更に神秘的な気がします。

不思議な事だらけで、三輪山の様に山自体が御神体のようなところなのでは?と思うのでした。

もっと観光名所になってもいいのにと思うのですが、何せ人里離れた場所にあるので、遠く感じました。

鍋倉渓を取材した番組があったのでリンクしまーす。