裁裁判所に申立てをした。(写真は、窓口で貰った書き方の参考例です)
裁判所なんて、一生関係のない場所だと思って生きてきた。テレビやニュースの中の存在であって、自分が実際に足を運ぶ日が来るとは想像もしていなかった。

やったことは、まだ最初の一歩にすぎない「申立て」だ。それでも、この申立てだけで、書類は三回も書き直すことになった。

まずは受付窓口で用紙をもらい、書き方の説明を受ける。ここまでは普通。
ところが、書いて提出すると「ここを直してください」と言われる。

修正内容は、一見すると「そんなに重要?」と思ってしまうような細かい点ばかりだ。
特にややこしかったのがハンコの扱いで、
私以外の人の押印があると「この方の確認を取ってから、改めて提出してください」と言われる。

確認を取ったかどうかは自己申告なので、窓口の人が確かめようがないんだけどそこには謎に厳格なルールが存在するようで、
「いったんご自宅に帰って、また明日来てください」と言われたり、
「電話して本人確認をしてから提出してください」と言われたりする。
ところが、「近くにいます」と答えると、「それならいいです」と通る。
この「近く」の定義すらよくわからないのに。

変なルールだから、解釈は人による。
窓口の人によって判断が微妙に違い、ある人はOK、別の人はNGを出す。
一人では判断できないらしく、窓口の奥で複数人が相談している場面も何度か目にした。

昔からのならわしや前例が積み重なって、今の形になっているのだろう。
特に引っかかったのが、「申立ての趣旨と理由」の文例だ。

「申立人と相手方との間の親族関係を円満にするとの調停を求めます。」

「するとの調停」とは?
タイプミスでは?と疑ってしまう。でも、それが公式の文例として載っている。理由の書き方も稚拙な印象・・

いったん書き上げたドラフトを、AIに文章を直してもらった。すると、どの文も徹底して「申立人と相手方は〜」という主語になる。
くどいと感じた私は、「双方」に書き換えて提出した。

結果、窓口で言われた。

「主語がわからない」

「登場人物は申立人と相手方しかいないのでは?」と反論してみたが、
「申立人と相手方」と明示しないとだめらしい。
結局、AIが正しかった。さすがです。

私はとにかく合理的でありたい人間で、単純作業や、「どうでもいいじゃないか」と思ってしまうような形式的な作業が、異常なほど苦手だ。

役所は書類が多い。しかも複写式で、基本は手書き。

この一連のやり取りを通して、あらためて思った。
私にとって、役所は鬼門だ。

合理性より前例と形式が優先される世界は、どうも肌に合わない。
本題はまだ始まってすらいないのに「Fxxx!」などと叫んで訴えられそうだ。
もう見かけなくなった厚切りジェーソンの 「Why Japanese people !」の連呼くらいで抑えなくては。