このところずっと、問題が雪だるま式に膨れ上がっている。

親の介護だけでなく、家族の問題
親戚の問題、家の境界線問題
そして実家の害獣駆除まで。
親は、ネズミが家を出入りしている音にもすでに気づかなくなっていて、
長らく放置されていたようだ。
介護で実家に寝泊まりするようになって私は今回初めて気づいた。

問題が幾重にも重なっていく異常事態に
「こんなことってある?」と思わずにはいられない。
普段は厄年など特に気にしないが、
ここまで次々と困難が続くのはさすがに変じゃないか。
調べてみると、一白水星は八方塞がりの年なのだそう。
同級生、気をつけませう。

とはいえ、ひとつひとつ対処していくしかない。

害獣駆除を業者に依頼した。
夜な夜なネズミの足音がして怖く、
家の中でテントを張って寝ていた。
朝から夜まで丸一日の作業だったが、
業者さん本当にありがとう。

まず、人にはやさしいメンソールの噴霧で天井裏を満たし、
害獣を追い出す。
その後、二度と侵入できないよう
文字どおり八方塞がりにしてもらった。

こんな問題山積みの状況下、わたくしは
正気を保つために瞑想を体得したのかもしれない。
かつて何度も座禅を組んでみたことがあるが、
そのときは雑念が消えることはなかった。
ところが今は、少しずつできるようになってきているかもしれない。
場所は決まってトイレ。
相田みつを氏の「ひとりしずか」を思い出す。
今この瞬間は私ひとりで、
誰にも邪魔されないという安心感が自分を包み込む。

瞑想していると、自分をみずから八方塞がりにしていくような感覚がある。外界との通路をすべて閉じ、内側に入り込む。
四方から伸びる様々なしがらみを、
ハサミでひとつひとつ断ち切っていくイメージを描いている。

今年の八方塞がりは、これにて終了。
――ということにはなりませんでしょうかね?