親戚が高齢の順に亡くなり、このところ
葬式、四十九日、一周忌、三周忌が続いている。
自分自身が人生の折り返し地点を過ぎ、死に直面する機会が増え
今までよりそのことをずっと身近なものとして捉えるようになったと思う。
延命処置については賛否両論有り
点滴や胃ろう等は、意識が無いのに器具を取ろうとする姿を見た事があるし
私自身も点滴すら不快に感じる方なので
してもらいたくないと今は思ってしまうが、実際に死が迫ってきたら考えが変わるかもしれない。
もし私が家族の延命処置をするか否かの判断を委ねられたら
一体どうするだろう?と法事でのお経を聞きながら考えたりする。
私が参加しているオンラインコミュニティー内のイベントで
生命倫理教育に携わる大学准教授による講座があったので出席してみたことがある。
医療現場で見た、患者家族の様々な状況を聞き、更に考えさせられたが
延命処置を受ける患者の体の負担という点から言うと
流動食や点滴は、消化器官や臓器に負担がかかるとの事。
徐々に停止の方向に向かっている訳だから、なるほどと思った。
自分や家族が死ぬ時の事を話すなんて、縁起でもないと通常はしないけれど
もしできる状況なら、普段そんな話もできたらいいなあと思った。
私の家族はそんな機会あるだろうか?と思っていたのだが
先日、独り身の叔父が亡くなり、介護を終えた父が
自分の時の事を具体的に考え始めた様で、自分たちから
「わたしの時は延命処置しないで」と言ってきた。
「それから貯金は、動けるうちに使うことにしたから、旅行したい」という希望も聞き
今は2ヶ月に1回のペースで親を連れて旅行をしている。
正直、今まで仲の良い家族という訳ではなかったのだけど
親が年老いて角が取れてきたのと、私が聞き流すことができるようになった
というタイミングで、一定の距離を保ちつつほどほどに仲良くしている。
今週末はシニア向けマンションを親のお伴で見学に行く。
看護師が常駐し、スポーツジムやカルチャースクールやレストランが併設された
高齢者向けマンションでの楽しそうな様子をTVで見て、興味が湧いたらしい。
その一方で、良い所しか映さないし
具合の悪い人は一切でていなかったのが気になると言っていた。
入居は50歳以上だそうで、アラフィフの私も何年かでシニアライフ突入?!
‥世間的にはそうなるのか、と自分の自覚の無さに愕然としてしまった。
足腰が弱ってくると戸建に住むのは大変そうなのを見ているので、
ゆくゆくはマンションへの引っ越しを親に提案していて
参考にするにはちょうど良い機会になった。
私自身の晩年は、シニア向けシェアハウスが充実しているだろうから
(という憶測)そこに入居しよう、と漠然と考えていたが、
もう既に色々な形態の施設ができている事を知り
親と一緒に巡ってみる予定だ。
今日は介護をテーマにした林真理子著「我らがパラダイス」を読んでみた。
現実にはこの小説より奇なる事が多いのではなかろうか?と思ってしまった。
週末の施設見学は、かなりの時間をかけて色々な場所を見せて頂けるそう。
親のことだけでなく自分事としてメリット・デメリットを見極めたい。
mh
初めまして。勝間塾のコラムを拝見して飛んできました。貴殿のコラムは入会を迷っている私の背中を押してくれる内容でした。ありがとうございます、
ブログもまたゆっくり拝見させてください。
トモミ
コメントありがとうございます!
ぜひ何かの機会にお会いできることを楽しみにしております。
塾内も「トモミ」の名前で時々投稿してます。
何かわからないことなどありましたら、ぜひお気軽にこちらのブログでも塾のコミュニティー内でも
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