お見苦しいですが、わたくしの歯でございます。
年々、無傷の歯が減っております。

私の今回の虫歯は大変深かったけれど
それにも増して歯医者の闇は恐ろしいほど深いと感じてしまいました。

良い歯医者を見つけるには一体どうしたら良いのでしょうか?
今のところの結論は、色々な歯科医院に行ってみるという事。
もれなく初診料とレントゲン代(284点+402点=6860円の3割負担)がかかりますが。

以前、保険適用外の歯の被せ物の件について書きましたが
その後、友人に紹介してもらった歯医者さんで
臼歯も保険内で白いクラウンを被せてもらいました。

説明も解りやすく、処置に無駄がなくて優秀という印象を持ちました。
立派な建物や内装の歯科医院が多い中、ちょっとこれは流石に・・リフォームが必要でしょうと思う様な院内で
逆に確固とした先生のポリシーが伝わって来た気がしました。

今までは著名人が行く割高の歯医者に通っていました
(腕が良いから著名人が来るという思い込みから)。
しかし、基本的にはそこまで技術の差はないのではないかと感じる事が多くなってきました。

そこで1本治療して頂きましたが、他にも長期根管治療が必要な歯があったので、関西に移動してから
こちらでも基本的に保険適用内で処置してくれる所を探して通い始めました。

治療後もクリーニングで定期的に通院しようと思い
先生に詳細を伺ってみたところ、そこでまた新たな知識を得ました。

兼ねてから、もう虫歯を作りたくないので毎月歯のクリーニングを受けたいと思っていたので
「先生、歯のクリーニングは3ヶ月に一回しか通えないんですか?」
と聞いてみたところ
「毎月でも保険内でできますよ」
との事だった。
「あれっ?今までどこの歯医者でも保険の関係で3ヶ月はあけないといけないので、と言われたんですけど」と言うと、先生は困り顔になってしまって
「う〜ん、それぞれの先生の考え方があるから、私がこんな事をを言っちゃいけないのかもしれないけど・・。3ヶ月間を空けると初診料がとれるんで、その関係じゃないかな。私は初診料は関係なく、毎月でも好きな時に来てくれていいという考え方だから。」
と教えてくれはりました。

ショック!!そんなカラクリだったとはorz
今後は、先生のところにせっせとクリーニングに通って
プロの手で歯石や茶渋を落としてもらって
歯周病にならないようにケアしていきたいと思います。

という訳で、大ファンになってしまった今の歯医者さん。
それでもパーフェクトな訳ではなく
若干せっかちで雑な印象があるのです。
0.5mmくらいは余裕で余計に削ってんじゃね?みたいな印象がありまして。

今月に入って、神経ギリギリまで削った歯があったんです。
神経取らずに様子を見てみようという事で、1週間以上大丈夫そうだったので
調子に乗ってアイスを食べたら痛みが引かなくなっちゃって
だんだん夜も眠れなくなるほどズキズキしだして、もう我慢できなくなったのが、一昨日のシルバーウィークの初日。

耳の方まで晴れてきて、気圧が変わったみたいに耳抜きをしょっちゅうしなきゃならなくなるほどで。微熱も出てきて、もうダメだと。
日曜祝日にやっている歯医者さんを検索し、遠かったけど
2軒目で予約が取れ、行ってまいりました。

そこもとても親切で良かったので、本当にありがたかったです。
1軒目で断られた歯医者は「他の医者で治療中の歯は、うちでは診ないことになっているので。」と言われました。闇。

治療を引き受けて来れた歯医者では、また元の担当医に通院できるように
今回の応急処置の内容と引継書の様な手紙を書いて渡してくれました。

ちょっと遠いいけど、とても良かったので乗り換えてもよいと思ったけれども
そこは、歯科技工士を雇っていて、歯科技工室も併設している歯科医医院で
被せ物がやっぱり人件費が乗っかってる分、高い価格設定になっていました。
それなので、また元に戻ることにしました。

こうして
この半年で歯科医院4軒をハシゴしてみて思ったのは
美容室選びの様に、歯科医院も色々試して
カラーやカットや特別な時で使い分けたりしたら良いのではないかと。

美容室と比べ、歯医者は気軽にできにくいけれども。
もれなく初診料とレントゲン代が発生してしまうけれども。
メリットは大きいと思います。

美容室も、他の店でカットしてもらうと浮気したような気まずさが出て行きにくくなってしまうことがあります。
でも「ちょうど予約が取れなかったから」とか何とかでごまかせるし、
よくある事だと思います。

歯医者の場合は、こうはいかないでしょうけど
治療中の歯であっても
今回の様に「休日に痛くなっちゃって、急遽他で診てもらいました」というのはアリだし「時間が無くて職場近くに駆け込んだ」風もありかなと思いました。

だから、納得のいく歯医者さんに出会うまで
どんどん変えていって、いいとこ取りをすゝめます。