桂離宮へのアクセスが
どこからも微妙に遠くて

宮内庁からのメールを改めて確認すると

20分前から参観受付を始めます。参観時間に遅れると参観をお断りする場合があります。
参観受付場所:桂離宮          
       阪急京都線 桂駅下車 徒歩20分
       バス停 桂離宮前下車 徒歩15分

と書いてあり
桂離宮の中のどこで受付するのか具体的に書かれていなくて
まあ行けば当然わかるようになっているんでしょうけど

例えば東京の浜松町にある浜離宮だと
入口から休憩所までそんなに近くじゃなかった記憶があり
端から端まで歩くと結構ある。

桂離宮の記事はいくらでも出てくるが
アクセスについては検索してもあまり出てこなかったので
備忘も兼ねて記しておきます。

グーグルマップで見てみると、
バス停は入り口の反対側に位置しているし
参観者休憩所は入口から少し入ったところにある・・

で、9時拝観の20分前到着というと
8時40分。

友人は始発の新幹線で来て、8時8分に京都駅着。
インバウンドと修学旅行生で交通も混んでいたら
もしかしたら間に合わない可能性も・・と思い始め

京都駅からタクシーに乗った方がいいという判断をし
烏丸口と八条口タクシー乗り場の
どっちがいいかも検討した結果

(八条口からだと、
JR線路を越えるのに時間がかかる場合があるので
通勤時間は避けた方がいいかもという情報も得た。
– 例えば東京駅は、銀座側と日本橋側に
駅向こうへ行かれる道路が通っているが
端と端はもうほぼ日本橋と銀座だったりする。
更に京都駅の場合は
伊勢丹デパートやホテルとも合体して
巨大化している- )

烏丸口から乗ることにした。

ちなみに、タクシー乗り場は
ライブ動画配信されているので
烏丸口で待ちつつ八条口乗り場もチェックできるという
裏ワザも発見した。

またはその逆もできる

当日は、心配には及ばずで
平日の8時台はガラガラだった。
新幹線到着後にパラパラとタクシーに乗る人が現れたが
全く混んでいなかった。
(日中は大荷物を持った観光客が並んでいることも多いが。)

道中もスムーズで
8:15頃タクシーに乗り
8:35には桂離宮表門入り口に着き
そこから拝観者休憩所/受付まで数分だった。
料金は2600円。

拝観料を支払い、ロッカーに荷物を入れるなどしていると
8:45からの先発組の拝観案内が始まり
(2つの組に分けて案内しているらしい)
先発組で拝観した。

帰りはバス停前にある
中村軒という和菓子屋さんに寄りつつ
歩いて阪急線の桂駅まで歩いた。
ブラブラしながらだったので20分強くらい。

この中村軒へは何度も訪れたいくらい
良いお店だった。

待合席では、墨で暖をとれ
和菓子も種類がたくさんあって迷ったが

名物の「麦代餅(むぎてもち)」
(農作業をしている田畑までお餅を届け、その代金は農繁期が落ち着いてから精算。 農家さんが収穫された麦と、中村軒のお餅を物々交換 / 麦代餅二個につき約五合の割 / していたことが、麦代餅の名前の由来だそう)

を、拝観でご一緒した方とお喋りしながら戴いた。
見かけより餅の弾力が強くて食べ応えがあり
昼食が食べられなくなるんじゃないかと思うほどだった
(昼食を予約して楽しみにしていたので、一瞬心配した)。

店内にとても良い柚子の香りが漂っていて
これは「かぜしらず」という葛を使ったお菓子
柚子を手作業でくり抜き、柚子の器に
葛湯が入っていて、
ゆずの器には果肉がのこっていて
くず湯をすくうたびに匙がやさしく内側の果肉に当たることで
フレッシュな味と香りが堪能できる仕掛けだそう。

冷やすと固まるので
どうしても欲しくて持ち帰り用を買い
宿泊先で食べることにしたのだが
リュックに入れていたら潰れてしまった。

そして宿泊先の外資系おしゃれホテルでは
電子レンジを館内に置いてなく
フロントに聞いてみると
「いったんお預かりして、温めてからお持ちいたします」
と言われたので遠慮し
葛湯の固まった状態のまま食した。

お店だと果汁を絞ってくれるらしいので
店内で食べるのが一番良さそう。

他にも気になる和菓子が沢山あった。
桂離宮へは全季節行きたいと思っているので
その度に中村軒で食べる季節の和菓子も楽しみに。